短くても長くてもダメ!?理想的な睡眠時間とは

理想的な睡眠時間って何時間?

理想的な睡眠時間は7時間と言われています。これはアメリカでの大規模研究で明らかになりました。7時間より短い睡眠時間では、がん、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、うつ病などのリスクが上昇することがわかってきています。その他に、認知症のリスクも上昇します。短い睡眠は、健康を害することは感覚的にもわかりやすいと思います。短すぎる睡眠は、日中の集中力を低下させることにもつながるので気をつけましょう。 「自分は8時間以上寝ているから大丈夫」そう思っている方もいると思います。しかし、実は眠りすぎも良くありません。8時間を超える睡眠は、死亡リスクを上昇させると言われています。長すぎず、短すぎず、適切な睡眠をとるように心がけましょう。

適切な睡眠時間は場合によって変わる?

先ほど適切な睡眠時間は7時間だと述べましたが、場合によって異なることもあります。最適な睡眠時間が変わる条件を2つご紹介します。 1つ目は年齢。加齢とともに眠りにくくなるというのは、聞いたことがある方も多いと思います。年を重ねると必要とする睡眠時間が短くなっていく傾向にあります。高齢の方は7時間睡眠をとることが難しくなっているのです。そのため、7時間眠れなかったからと言って不安に思う必要はありません。自分が日中快適に過ごせる睡眠時間をとっていれば十分なのです。 2つ目は季節。「春眠暁を覚えず」とよく言いますが、実は睡眠時間が長くなる傾向にあるのは秋から冬です。これには日照時間が関係しています。 このように、年齢や季節によっても睡眠時間は異なってきます。7時間にこだわるあまり、逆にストレスをためないように気をつけましょう。